ルーカスは移籍に際し、 「ウクライナにやってきた瞬間から、僕が常に尊敬してきたシェフチェンコがいたクラブでプレーするのが夢だった」、 「このユニフォームを着ることはその夢が実現する。ディナモ・キエフが勝つために全力を注ぐよ」 、「ヨーロッパでも指折りのビッグクラブと契約を交わすことができた。生涯のチャンスだった」、 「カルパティには感謝しかない。ディナモに来れたのもそのおかげだから。(カルパティの)ファンたちはずっと僕の心にいるはずさ」 と語ったそう。
なお、ルーカスを手放したカルパティはこの冬、デポルティーボ・ラ・コルーニャのリザーブチームからスペインU-17代表経験もあるFWイアゴ・ベセイロを獲得しているそう。 現在19歳のイアゴ・ベセイロは2011年1月のコパ・デル・レイ対アルメリア戦にデポル史上最年少でデビューしているとか。
ディナモのHPではルーカスの生い立ちやウクライナ移籍への経緯なども伝えられていたので、抜粋してお伝えする。
幼少期について「僕がとても幼かった頃、母は自分のもとを去った。彼女がどこで何をしているか全く分からない。僕は祖母と祖父によって育てられた。彼らは僕にとって全てです。でも、2人は行ってしまいました。(=亡くなった?) 」と語るルーカスはラージョのリザーブチームで頭角を表すと、ビジャレアル、セルタ、サラゴサ、ヘタフェ、バジャドリー、アルメリアなどのクラブが獲得に興味を示した。
だが、彼が選んだのはウクライナ行きだった。その理由はヨーロッパリーグに出場できることだったようで、「高いレベルで自分の力を見せられる機会があるのが僕にとってはまず第一だった。 アルメリアやヘタフェなどスペインのクラブは僕の移籍に熱心だった。でも、僕はヨーロッパの舞台で本当に戦いたかったんだ。カルパティがガラタサライやドルトムントと戦うのを見て、それに影響を受けた」と述べた。