7月4日、ロイター通信は「FIFAが緊急委員会を開き、カメルーンサッカー協会に活動停止命令を下した」と報じた。

活動停止命令が下されている状況下では、代表チームや協会下のリーグ、クラブチームの活動も制限される。7月20日に控えているアフリカチャンピオンズリーグにもクラブは参加できず、9月にまで処分が長引けばワールドカップ予選にも大きな影響を及ぼすことになる。

処分の原因については「政府の干渉があった」と表現されており詳しくは明らかにされていないものの、カメルーン協会について言えばこのところ多くのトラブルが発生している。

3月に行われる予定であった会長選挙は「セキュリティの問題がある」として無期限に延期となった。また、1998年から長く会長を務めていたイヤ・モハメド氏は、自身が経営しているコトン開発公社で不正な資金管理、横領に関わり1900万ドルの損失を与えたとして、去る6月10日に逮捕されている。

FIFA

「FIFA緊急委員会は、政府による干渉が認められたためカメルーンサッカー協会に一時的な活動停止処分を課すことを決定した。

我々のメンバーである各協会については、第三者からの影響力を受けることなく業務を行わなければいけないと義務づけている。カメルーンサッカー協会は正常化委員会を構成し、妨害を受けない活動を行わなければいけない」

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