9月6日から8日にかけて、アフリカ各地で2014ワールドカップ二次予選の最終節が行われた。その結果、本大会出場権をかけた最後の関門となる三次予選に進出する10チームが全て出揃った。

グループA、Bはここのところ成長が著しい2チームが、1月のアフリカネイションズカップ出場に続き、快挙に向けてまた一歩を踏み出した。

アフリカ屈指のパスサッカーを標榜するエチオピアは、ボツワナ戦で出場権利のない選手を起用したことで勝ち点を失っていたものの、最終節で中央アフリカを下してグループ首位を守った。選手はほぼ国内組で構成され、監督も自国人と、組織力を武器に大きな結果を得た。

Bのカーボヴェルデも同じく、アウェイでチュニジアを0-2で下すという奇跡を起こし、最終節で首位を奪還した。2連敗でスタートしつつも、赤道ギニアの違反によって勝ち点を積み重ね、最後の2試合も連勝と調子を上げた。

エチオピアとは逆に国内リーグがあまり整備されておらず、人口もわずか50万人という小国であるが、旧宗主国のポルトガルやアンゴラ、そして近年増加しているフランスに進出した選手が成長。1月のネイションズカップでも決勝トーナメントに進んだ隠れた実力派である。

そのほかは比較的実績のあるチームが次ラウンドに駒を進めた。すでに突破を決めていたコートジボワール、エジプト、アルジェリアに加え、最終節までもつれたDのガーナ、Eのブルキナファソ、Fのナイジェリア、Iのカメルーン、Jのセネガルも皆勝利を収め、順当に結果を残した。

この段階で敗退したビッグチームは、チュニジア、マリ、南アフリカ、モロッコ、そして一歩落ちるところではトーゴ、ザンビア、ギニア、アンゴラ、コンゴ民主共和国など。

なお三次予選の抽選は9月16日に行われる予定となっている。10チームが抽選で選ばれた相手とホーム&アウェイの2試合を行い、勝利したチームがそのまま本大会へと駒を進める。

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