10月13日、AFP通信は「ホルガー・オジェック前監督を解任したオーストラリアは、新指揮官候補としてフース・ヒディンク氏と接触している」と報じた。
オーストラリア代表チームは現在欧州遠征を行っているが、11日に戦ったフランスとの親善試合で0-6と大敗。前日に解任説が報道されていたが、その通り試合終了後にホルガー・オジェック前監督の更迭が発表された。
オーストラリアサッカー協会のCEOを務めているデイヴィッド・ギャロップ氏は、フォックススポーツの取材に対して「後任としてフース・ヒディンク氏とコンタクトを取っている」と明かした。
FOX
デイヴィッド・ギャロップ オーストラリア協会CEO
「しばしばコンタクトを取っているし、食指を伸ばしているというのは正しい。ただ、この段階ではそれ以上のことではないよ。
(アンジュ・ポステゴグルー、グレアム・アーノルド、トニー・ポポヴィッチなどAリーグの指導者は?)
オーストラリア人のコーチを持つことは理にかなってはいるが、今すぐにそれが意味を成すかどうか。今後数週間にわたって真剣に考えなければならない。連絡はしているが、明らかに接触していない人間を入れるのは適切ではないよ。
我々は常に選択肢を模索しており、今現在もそれは進めている。できればすぐに決めていきたいものではあるからね」
フース・ヒディンク氏は2002年に韓国、2006年にオーストラリア、2010年にロシアを率いてワールドカップに出場したことで知られるオランダの名監督。もし就任が決まれば7年ぶりの復帰となるが、代理人を務めているケース・ファン・ニューヴェンハイゼン氏によると、今月末までは少なくとも決断はしないとのことだ。
ABC
ケース・ファン・ニューヴェンハイゼン代理人
「フース(・ヒディンク)は休暇中であり、10月の終わりまで将来の計画については説明するつもりがない。
フースは彼らの言うことには耳を傾けるし、オーストラリアとの思い出は良い事ばかりだ。そして彼は次のワールドカップで指揮することにも熱心であり、オーストラリアはそのオプションとなるだろう。
彼はハン・ベルガー(オーストラリアサッカー協会TD)と話している。彼らはオランダ時代からの古い知り合いだからね」
なお、先日オジェック解任論が報じられた際には、後任はジェラール・ウリエ氏になるのではないかと書かれていた。