昨シーズン、イングランド2部から降格し現在は3部リーグを戦うウォルヴァーハンプトン(以下ウルブス)。そのウルブスの熱狂的なサポーターについてのある話が『birminghammail』で伝えられていたので紹介する。

ピーター・アボットさん(57歳)はこの土曜日に義理の娘であるサラさんの隣を歩く際、涙を流してしまうだろうと認めた。

それはアボットさんが1976年の3月以来、ウルブスのホームゲームを欠かさず観戦してきた記録が途切れることになるからだ。

イプスウィッチ在住のアボットさんはこの37年でアウェイでの試合も1試合を除いて全て観戦を続けていたそう。その1試合はブラックバーンへ向かう列車が故障してしまったために見ることができなかったものの、1985年のその試合でウルブスは0-3で敗れており、ある意味では天からの恵みだったのかもしれない。

会計検査官?として働くアボットさんはサフォークで行われる予定のサラさんの結婚式を逃すわけにはいかず、心が痛むとも認めた。そのうえで、この土曜日に『モリニュー・スタジアム』で行われるコヴェントリー戦の最新情報をテキストで追えるように手配しているそう。

「彼らから日取りを告げられた時は大ショックでした。私がした最初のリアクションは何かが変わることを祈ることでした。試合が延期になるとかね。今では雹や疫病があろうと試合はあるだろうし、結構式もそうなることを理解しています」

「大きな痛みになるだろうけど、人生のあるものにはけじめをつけなければいけません。ウルブスのプレーを観ないなんて考えたこともありませんでした。まさに私の人生の一部なんです」

なんでもアボットさんはロンドンで学生をしていた頃にウルブスにハマり始めたそうで、今ではシーズンチケットを2枚持っている。(そのうちの1枚を持っている)妻のジェニーさんも時折、試合を観戦しているとか。

これという試合を選ぶのは難しいとしながらも、アボットさんは特別な思い出として プレミアリーグ昇格へのプレーオフ最終戦でシェフィールド・ユナイテッドを3-0で下した2003年の試合と、翌03-04シーズンにホームでレスター相手に大逆転勝利を飾った試合(前半で3失点も後半に4点を奪って4-3で勝利)をあげた。

また、暗黒期についても楽々と指摘してみせたそうで、「1986年にFAカップでチョーリーで3-1で負けたのは最低の最低だった。 あの後、私は(重役の?)キース・ピアソンに電話してこう言ったんです。『我々はノン・リーグ相手に負けた。理解できない』」とも話した。 (※wikipediaによれば、1986-87シーズンのFAカップ1回戦で当時4部だったウルブスはチョーリーと2度引き分けた後、リプレイ2戦目で0-3で敗戦)

「London Wolves Supporters Club」と「Daventry Wolves」(ウルブスのサポータークラブ)の終身会員でもあるというアボットさんは自身が崇拝するチームから離れることになる唯一の土曜日をできるだけ活用する決心をしたという。

「サラは素晴らしい一日を過ごすことになるでしょうし、私としてはウルブスもそうなって欲しい。でも心配はしないでください。 来週火曜日のオールダム・アスレティック戦(ホーム)には戻ってきます」