興味深いデータがある。

英国紙『Daily Mail』によると、今シーズンのプレミアリーグで記録された得点のうち、なんと30得点が途中出場選手によるものだというのである。特に、直近2節の全20試合では9得点が生まれているそうだ。

中にはマンチェスター・ユナイテッドを勝利に導いたハビエル・エルナンデスのものや、エヴァートンのスティーヴン・ピーナールのものもあり、今シーズンのプレミアリーグでは途中出場の選手が決定的な仕事をこなすことも多いんだとか。

今回は、『Daily Mail』が選定したプレミアリーグの歴史を彩ったスーパーサブたちを振り返ってみることにしよう。

・デイヴィッド・フェアクラフ(リヴァプール)

ケヴィン・キーガンやジョン・トシャックらを擁したリヴァプールの黄金時代において、“ジョーカー”的存在だったフェアクラフ。リヴァプールでは98試合に出場し34ゴールを記録。途中出場では21試合に出場し、なんと75分以降に18ゴールもあげたという。

・トーレ・アンドレ・フロー(チェルシー)

ノルウェー人ストライカーの彼はチェルシー時代、途中出場で50試合に出場し、21得点をゲット。ジャンルカ・ヴィアッリやジャンフランコ・ゾラの前に与えられた機会こそ多くはなかったが、今でも彼を懐かしむサポーターは多い。

・ヌワンコ・カヌ(アーセナル)

1996年アトランタ五輪で金メダルを獲得したカヌ。早くから才能の芽を開かせた彼がキャリア中盤に選んだクラブはアーセナルだった。大柄ながらも柔軟な足技でサポーターを披露し、アーセナルで118試合に出場した。

・オーレ・グンナー・スールシャール(マンチェスター・ユナイテッド)

ご存知「ベイビーフェイスの殺し屋」こと、スールシャール。ユナイテッドではベンチスタートで29得点を記録。キャリア最大のハイライトは、98-99UEFAチャンピオンズリーグ決勝のアディショナルタイム。93分に決めた劇的な逆転弾は「カンプ・ノウの悲劇(奇跡)」として今でも語り草に。現在では母国ノルウェーのクラブ、モルデで監督を務めている。

・ジャーメイン・デフォー(トッテナム・ホットスパー)

多くのトッテナムサポーターに愛されるジャーメイン・デフォー。先発でも途中出場でもどちらでもコンスタントに結果を残し、近年のトッテナムの躍進を語る上では欠かせない存在に。先日行われたUEFAヨーロッパリーグのシェリフ戦では、同クラブの欧州カップ戦における最多得点記録(22得点)に並んだ。

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