遂に日本代表MF、本田圭佑のミラン移籍が決まった。既に背番号は10を着用することを副会長のアドリアーノ・ガッリアーニが明言しており、ミランのオンラインストアでも予約購入することが可能となっている。

AC Milan

ミランはイタリアを代表する名門クラブの1つであり、これまでに多くのスター選手を輩出してきたビッグクラブ。これまでに背番号10を背負ってきた選手はそうそうたる顔ぶれだ。

ミランの歴代背番号10

デヤン・サヴィチェヴィッチ 1995-98

旧ユーゴスラヴィア代表。「ジェーニオ(=天才)」と呼ばれた左利きのドリブラー。当時ドリームチームと呼ばれたバルセロナに大勝した1993-94チャンピオンズリーグの決勝戦で大活躍。90年代中頃のミランを支えた。


ズヴォニミール・ボバン 1998-2001

外国人枠の問題や選手層の厚さによってなかなかミランでは出番に恵まれなかったが、確かなテクニックと華麗なプレーで徐々に出番を増やした。現日本代表監督、アルベルト・ザッケローニ体制下でのスクデット獲得に大きく貢献した。



マヌエル・ルイ・コスタ 2001-2006

世界最高リーグと呼ばれた当時のセリエAで最高のファンタジスタとして元フランス代表MF、ジネディーヌ・ジダンと双璧の存在であった元ポルトガル代表。90年代後半に不振に陥ったミランの復活を担った選手の1人。


クラレンス・セードルフ 2006-2012

近年で最も長く10番を背負った元オランダ代表。テクニックもさることながら、狡猾さや冷静な戦術眼などを持ち、そして非常に安定感があった事からカルロ・アンチェロッティ監督から重宝された。チームの枢軸として信頼の厚い選手だった。


ケヴィン=プリンス・ボアテング 2012-2013

ミラン加入当初は2000年代を支えた名プレーヤーたちについていくのがやっとの印象であったが、徐々にチームの主軸として台頭し3年目に背番号10を与えられた。今季も主軸として期待されたが、チャンピオンズリーグ出場をかけたプレーオフで活躍した直後にシャルケへと売却された。

※固定背番号制となったのは1995-96シーズンから

サッカーにおける背番号の代名詞と言える「背番号10」。クラブによって背負う選手に様々な特色があるが、ミランの背番号10は攻撃的なMFが背負う傾向にあるようだ。日本のサッカーファンとしては本田には是非とも偉大な先人達を超えて欲しいと願うばかりである。

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