The National』は「ガーナ代表FWアサモア・ギャンは、4年前の敗北を忘れることが出来ないと話した」と報じた。

2010年に南アフリカで行われた前回のワールドカップ。準々決勝でウルグアイと対戦したガーナは、1-1で迎えた延長戦終盤に決定的なチャンスを迎えるも、ルイス・スアレスの故意のハンドでゴールを阻止されてしまう。

さらに、それで得たペナルティキックをアサモア・ギャンが外してしまったことで勝ち越しに失敗、最終的にPK戦でガーナは敗北した。

4年前の出来事について質問を受けたギャンは「とても悪い行為だと思うが、同じ状況なら自分もそうしていた」と話すと共に、ウルグアイとの再戦を望むと明かした。


アサモア・ギャン

「あれは辛い瞬間だった。私、家族、そしてアフリカ全体にとってね。我々はトーナメントで生き残った唯一のアフリカのチームだった。大きなチャンスを持っていた――しかし、それを生かせなかった。PKのミスや、様々な理由によって。

時々、私は一人になった時、起きて、DVDをプレイヤーに入れて、スタートボタンを押して、あの試合を見るんだ。おそらく、もう20回以上は見た。

同じ試合をもう一度やれないかと思う。一人になるといつも思い出してしまって、とても辛いんだ。私はあれを忘れることが出来ない。

明らかに、私は今それを乗り越えてきている。より強くなった。しかしそれでも、忘れることは出来ないんだ。何度も、何度も見返して、そしていつかひっくり返せる日が来て、人々を幸福にしたいと願っている。

それが起こらなかったとしても、全て人生の一部だ。しかし、もしそれが出来たなら、私は一生幸せに過ごせるだろうね。