(ワールドカップで成功できる?)
今のところ、どうとも言えないね。我々には若手がいて、その中に質の高い選手もいる。そして何人かの経験のある選手がいて、彼らをサポートしている。私は3度めのワールドカップなので、経験を伝えることも自分の仕事だ。
いつも人々はガーナをグループリーグの敗者だと考えている。我々は以前、それが間違っていることを証明した。それをブラジルでも再び成し遂げたい。グループリーグを突破して、考えを変えさせる。今のところ、それが我々の目標だね。
(前回大会は、スアレスの意図的なハンドでゴールを阻止され、そしてPKの失敗で敗北。ウルグアイはヒーローになった)
そうだね。この言葉を使うのを許して欲しいんだけど、ガーナの人々は彼を憎んでいる。人々は彼に対して多くの悪い言葉を投げつけた。インチキはとても悪いことだけど、しかしそれもサッカーの一部なんだ。
彼はボールを手で止めた。しかし、最後に与えられたペナルティキックを、私は決めることが出来なかった。彼は祖国を救ったんだ。その時、彼はヒーローだった。そして私の国では、彼は敵そのものだった。
しかし、もしスアレスと同じ状況になっていたら、祖国を守るために自分もそうしていたと思う。
彼はウルグアイの為に死を選び、それが成功したんだ。人生にはいろいろなことが起こる。そして、時に他の誰かが違った角度からそれを見るものだ。
人生は続いていく。我々はより強くなって戻ってきたんだ」