ガーナサッカー協会の会長を務めているクウェシ・ニャンタキー氏はこう話す。
『どんな競技においても、その周りにはギャンブラーがいる。そうだ、すべての競技にだ。彼らはそこにいる。メジャーな大会の全てだ。ワールドカップ、ネイションズカップを含めてね。
ギャンブラーはアフリカ人ではない。ヨーロッパ人とアジア人だ。彼らは賭けが出来るだけの多額のお金を持っているのだ』
多くのタレントを持ちながら、多額のお金を持っていない国。ガーナはそのうちの一つであり、国際的なトーナメントでは八百長のターゲットとなるとニャンタキー氏は言う。
2007年にガーナの有名なGKコーチであったアブカリ・ダンバ氏が、国際試合の結果を操作しようとする試みをしていたことが発見された時にも、ニャンタキー氏は驚かなかったという。
彼の周囲にいた数人の選手とともに、ダンバ氏は認めた。そして聞き取り調査の中で言った――彼は10年もの間、シンガポールの八百長シンジケートと働いていたと。