ダヴィド・ルイスにルイス・スアレス、そしてハメス・ロドリゲス…。この夏実現した大型移籍を見てみても、現代サッカーにおける移籍金の高騰ぶりは一目瞭然である。

先日、英国『Telegraph』がまとめた「移籍金高額ランキングトップ20」をご紹介したが、トップ20にランクインした35選手のうち、実に32選手が2008年以降に実現した移籍であった。中でもバルセロナやレアル・マドリーはここ数年毎年のように上位の記録を更新し、しばらく破られる気配のなかったジネディーヌ・ジダンの記録(4600万ポンド)外までは11位にまでランクダウンしているという。

現在における移籍金の世界記録は、昨シーズン、ギャレス・ベイルがトッテナム・ホットスパーからレアル・マドリーへ移籍した際の8530万ポンド(当時でおよそ131億7000万円)だと言われている。この額があればこれだけの選手を揃えることができ紙幣だけでビルが立ってしまうというほど。

毎年当たり前のように高額移籍が実現する現代サッカーだが、ある調査によるとこの傾向はしばらく続くそうである。

英国『Mirror』の独自の計算ソフトによれば、早ければ2016年にも1億ポンド(およそ173億円)の大台を突破する移籍が実現するかもしれないという。

こちらが、これまで移籍金の最高額の推移である。横軸が年代(年)を表し、縦軸が当時の移籍金最高額(ポンド)を示している。

初めて100万ポンドを超えたのは、1975年のジュゼッペ・サボルディ。グラフを見てもここまではほぼ横ばいなのだが、1990年代後半から異常とも言える上昇幅を見せている。

そして、これが今回『Mirror』が予想した今後の移籍金の推移予想だ。

2016年には最高で1億ポンドの移籍金を超えると見込まれており、東京五輪が開催される2020年には1億7000万ポンド(現在のレートでおよそ294億円)を超えてきそうだというが、正直頭がクラクラしてきそうな額である・・・。

未来は誰にも分からない。しかし、事実をベースに起こりうる未来を想定することは大きな意味を成す。あまりにも異常なこのフットボールマネーは近い将来、どういう軌道を描くのであろうか。