2012年に日本で行われたFIFAクラブワールドカップで世界一にも輝いた、ブラジルが世界に誇る名門、SCコリンチャンス。実は個人的にも恩人で、筆者をコリンチャンスと繋げてくれたのはクマイさんだ。そこからコリンチャンスと上手く話がまとまり、指導者として素晴らしい経験をさせていただいている。
日本のキング、三浦知良選手がサントスで活躍するまで、ブラジルではサッカーが下手な人に向かって「ジャポネス」つまり日本人と揶揄して呼ぶ時代があった。
ブラジルサッカー界で日系人が活躍するには逆境も多かったはずだと思い、その苦労話を聞いてみたいと思ったのだが、
「カズ選手の活躍と、Jリーグ開幕、W杯初出場。そして現在までの日本サッカーの進化をブラジル人は高く評価している。今回のW杯は上手くいかなかった部分もあるが、強い弱いに限らず上手く行く時上手くいかない時は世界中何処の国でもある事。その事はブラジル人は良く分かっている。日本人の子孫だからと言って、特に苦労する事はありませんでした」
と話す。
言葉では謙虚にそう語っているが、まさにその人間性こそが、ブラジルで道を切り開いた秘密ではないか。
私の目に写るのは素敵な笑顔だけだが、
(左:元ブラジル代表カカ選手、右:コリンチャンス会長サンチェス氏との仕事の様子)
(Jリーグにもいた元ブラジル代表キャプテン、現ブラジル代表監督の"闘将"ドゥンガと)
(アトレチコ・パラナエンセの輝かしい歴史と共に)
(颯爽と職場に向かうクマイ氏)
筆者名:平安山 良太
日本で部活、街クラブ、Jクラブで幼稚園生〜大学生まで幅広く指導。その後東南アジアのプロクラブや代表での研修を経て、ブラジル全国一部リーグのAtlético Paranaenseで学ぶ。現在は2012年クラブW杯で優勝し世界一に輝いたSCコリンチャンスにて日々己を磨いています。
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