9月10日、『L'Equipe』は「今夏2部リーグへの参入を求めて争ったリュゼナックは、最終的にディヴィジョン・ドヌール・レジオナル(7部)で戦うことになる」と報じた。

昨季3部にあたるナショナル・リーグで2位となったリュゼナックであるが、経済的基盤の弱さとスタジアムの問題から2部への昇格を拒否され、その後長く争いを続けてきた。それらの問題についてはQolyで継続的に取り上げてきたため、そちらを参照願いたい。

→(参考)フランス2部昇格を拒否されたリュゼナック、戦うリーグを失う混迷状態に

→(参考)2位になったのに……わずか人口600人、最小クラスの街にあるクラブは昇格できない?

そして今回FFF(フランスサッカー連盟)との間で行ってきた対話で3部への編入も認められず、最終的に会長のジェローム・デュクロ氏は提案されたCFA2(5部)への編入という案を拒否するとともに、会長職を退くことを決断。チームは7部にあたるディヴィジョン・ドヌール・レジオナル(日本語にすれば地域リーグ)に参加することが決まった。

これによってクラブはこれまで保有していたプロチームを維持することが不可能となり、全ての選手の契約が解除されることになった。

クラブを消滅させないための監視活動が、ひいては一つの成功を収めたプロクラブを消滅させ、さらに所属する選手すべての職を奪ったのは皮肉であるとしか言いようがない。

なお、新たな会長には名誉会長兼CEOであった元フランス代表GKファビアン・バルテズ氏が就任することが決定しており、既に株式を買い取ったことが明らかになっている。


ファビアン・バルテズ リュゼナックAP新会長

「リーグ・ドゥ(2部)への昇格を勝ち取った4月18日から5か月後、誰がこのようにサヨナラを言わなければならない状況になることを想像しただろうか? 私は非常に悲しみを感じている。選手たちは、他の多くの人々のように、職業案内所に行くことになる」