リーグ戦で7戦6発、2アシストと完全に復調したミランの日本代表MF、本田圭佑。世界中で賞賛を浴びているが、『bleacherreport』のマッテオ・ボネッティ氏が復調した理由を5つ挙げているのでご紹介しよう。
1. フィリッポ・インザーギとの良好な関係
インザーギは本田がプレーするための正しい個性を持っていると信じている。左利きの本田は右サイドからカットインして入っていく事もチームメイトにクロスを送ることもシュートを狙う事もできる。インザーギは彼に選手としての信頼を示し、彼の自信を回復させた。結果がそれらを物語っている。本田はセリエAで6ゴールを奪い、ナポリのホセ・カジェホン、ユヴェントスのカルロス・テベスと並んでリーディングスコアラーである。
2. 彼の個人環境の劇的な変化
最初の悪夢のような月日の頃、本田はホテルに住んでいた。友人も多くなく、イタリア語をしゃべる事ができなかったと『Gazzetta dello Sport』は報じている。現在はミラノの中心地に美しい家を持っており、美しいモンテ・ナポレオーネのすぐそばに位置し、家族や犬と共に暮らしている。
ちょっと陳腐かもしれないが、これらの変化が新しい環境に本田が落ち着くために重要であった。彼は街中を回るためにデイヴィッド・ベッカムと同じドライバーを雇っており、どのような負傷からでもすぐに回復するため、信頼できる日本人のフィジオセラピストを招き入れている。
今や、彼は監督やチームメイトを完全に理解しており、本田は世界中に自らの全ての才能を示す事ができるようになった。
3. セリエAで最も攻撃力を持つチームでプレーしている
現在、ミランの16ゴールを上回るスコアを奪っているチームはセリエAに存在しない。ローマやユヴェントスが最も近く、14ゴールを奪っている。現役時代にヨーロッパで最も恐れられたストライカーの1人であり、攻撃的な監督であるフィリッポ・インザーギを雇ったのだからそうなるはずだ。
マリオ・バロテッリの退団に伴い、本田はセットプレーを担当している。ゴールから25mのフリーキックにより信じられない精度のある左足がある事を示した。また、彼はフェルナンド・トーレスやステファン・エル・シャラウィととても良いコンビを組めている。事実、エラス・ヴェローナ戦でエル・シャラウィは本田を見つけ、スペースへ素晴らしいパスを送っており、日本代表の完璧なシュートを演出している。