『sarajevo365』の中で、元日本代表監督イヴィツァ・オシム氏が、ボスニア・ヘルツェゴビナの新監督についてコメントしている。
2014年W杯ではエディン・ジェコやミラレム・ピャニッチといった世界的選手を擁し、同大会では唯一の初出場国として盛り上げたボスニア・ヘルツェゴビナ。しかし、大会終了後の2016年欧州選手権予選では開幕以降4戦未勝利であり、先日、連盟側からサフェト・スシッチ監督を解任する旨が発表された。予選を終えての勝ち点2はグループBで5位であり、突破に向け黄色信号が点灯している。
そんなボスニア・ヘルツェゴビナ出身のオシム氏が新たな代表監督に推薦したのが、前名古屋グランパス監督ドラガン・ストイコヴィッチ氏だそうだ。
記事の中ではオシム氏は「候補者の中ではドラガン・ストイコヴィッチ、“ピクシー”が最善の解決策となるかもしれない」と話したとされている。なお、ストイコヴィッチ氏とオシム氏は日本での指導時期に重なりはないが、旧ユーゴスラビア代表時代の師弟関係にある。
ストイコヴィッチ氏は現在49歳。2013年いっぱいで名古屋を退団以降はどこのチームも率いていないようで、現在はフリーのよう。しかし、先日こちらもディック・アドフォカート監督の辞任が発表され、自身が選択した国籍でもあるセルビア代表監督就任の報道もある。
同国の新監督には他にも多数名前が挙がっており、2014年W杯でアルジェリア代表をベスト16へと導いたヴァヒド・ハリルホジッチ氏、 1998年W杯で日本代表との対戦経験があり「バルカンの黄金銃」の異名をとるロベルト・プロシネツキ氏も候補であるとされる。