1月27日、オーストラリア・Aリーグのウエスタン・シドニー・ワンダラーズは、公式サイトで「ブラジル人MFヴィトール・サバとの契約を相互の合意の下で解除した」と公式発表した。
ヴィトール・ホドリゲス・サバは1990年生まれの24歳。ヴァスコ・ダ・ガマ、フラメンゴの下部組織出身で、2012年に移籍したイタリアのブレッシャで活躍。2014年にウエスタン・シドニー・ワンダラーズに入団した左利きの攻撃的MF。
チームに数少ないテクニシャンとして小野伸二やアーロン・ムーイの後釜に期待されたものの、スタメンに定着できず。AFCチャンピオンズリーグ優勝は経験したものの、クラブでの定位置をつかむことはできなかった。
ジョン・ツァツィマス ウエスタン・シドニー・ワンダラーズCEO
「クラブと選手は相互の合意の下、袂を分かつことを決めた。選手にプレーする機会を与えるために。
ともにいた短い期間において、我々はAFCチャンピオンズリーグを勝ち取り、彼はその一部となった。我々は彼の旅の次なるステージにおいて幸運が訪れることを願っている」
これによってクラブの外国人枠が一つ空くことになり、今冬ACL限定の契約として加入した田中裕介と高萩洋次郎にとっても追い風となる可能性がある。