1998-99シーズンにプレミアリーグ、FA杯、チャンピオンズリーグの3冠を達成したマンチェスター・ユナイテッド、特にチャンピオンズリーグ決勝でバイエルン・ミュンヘン相手にロスタイムに2得点を奪い逆転をしたシーンは今でも歴史の1シーンとして語り継がれている。
チームの中心となったのは、デイヴィッド・ベッカム、ライアン・ギグス、ポール・スコールズ、ニッキー・バット、ネヴィル兄弟…彼らは、それまでのビッグクラブにありがちな他のクラブから活躍している大物をお金に物を言わせてとってきた選手ではない。下部組織出身で、 アレックス・ファーガソン監督の元で主力に起用され「ファーギー・ベイブス」と呼ばれた選手達だった。
1991-92シーズンのFAユースカップ決勝第2戦メンバー(wikipediaより)
当時の選手表を見てみると、トレブル(3冠)に貢献した選手以外にもロビー・サヴェージ、サイモン・デイヴィス、キース・ギレスピーら長くプレミアリーグでプレーした選手が在籍している。
そんな彼らに焦点を当てた映画『クラスオブ92』、今週末行われるヨコハマフットボール映画祭でも上映予定の作品から7つのトリビアを紹介しよう。
アレックス・ファーガソン
試合の前後には様々な人生的なエピソードを話すという。渡り鳥が矢印の陣形で飛ぶ様を見せて、チームワークを説く。そんな話を幾つも覚えているとギグスは言う。
ライアン・ギグス
リー・シャープと夜遊びしているのがばれてファーガソン監督に大目玉を食らった。それ以降、サッカーに対する姿勢を改めたという。40歳を越えても現役でいられたのはその表れである。
ギャリー・ネヴィル
ユース時代に主将を務めていた。サッカーに全てを注ぎ込むために学生時代の友人との付き合いをやめ、フットボールに集中するその姿勢からキャプテンに任命された。
フィル・ネヴィル
1つのポジションで成功できるほどうまい話はないと思い複数ポジションをこなす様になったという。サイドバックとして(フィルらしくない)フェイントで相手をかわす度に周りは大笑いだった。
ニッキー・バット
ヤンチャなバットは「頭突き」好き。少年のハートのまま大人になった様だと周りは言う。
ポール・スコールズ
サッカーをしたいだけで他は普通の暮らしをしたいのがスコールズ。余暇を真っ暗な部屋でテレビを見て過ごしていた。
デイヴィッド・ベッカム
ユース時代に10回に9回はロングパスを成功させていたが、失敗する度に「ハリウッド・パスはやめろ」と監督のエリック・ハリソンに怒られていた。
これ以外にも、知られざるエピソードがたくさんあるのだが、それは是非会場に足を運んで見てもらいたい。
上映イベント:ヨコハマフットボール映画祭
開催日時:2月14日(土)、15日(日)
クラスオブ92上映予定:2月14日(土) 13:40~
→公式サイト(http://2015.yfff.org/)
上映イベント:大阪フットボール映画祭
開催日時:2月22日(日)
クラスオブ92上映予定:2月22日(日) 15:00~
→公式サイト(http://blog.offf.jp/)