大塚製薬サッカー部を母体に2005年、四国初のJリーグチームとしてJ2へ参入し、10年目のシーズンとなった昨季、初のJ1を戦った徳島ヴォルティス。モンテディオ山形でも3年間J1を戦った小林伸二監督のもと、昇格プレーオフを制しての夢舞台到達であったが、残念ながら最下位で一年でのJ2降格を余儀なくされた。
その要因の一つが、濱田武とともに中盤を支えていた柴崎晃誠(広島)の移籍だろう。2013年、前半戦を15位で終えたチームが後半戦で4位までポジションアップできたのは、シーズン途中で3バックから4バックへ変更された状況において、ボランチの二人が絶妙なバランスでチームの“心臓"となっていたが故。
柴崎の穴を埋めきれないままシーズンに臨んだ徳島は、開幕から9連敗と低迷。中断期間中にDF村松大輔(清水から期限付き)、MFエステバン(済州から期限付き)、FWアドリアーノ(カタールSC)らを補強したもののV字回復のような巻き返しは果たせず、5節を残した時点で降格が決定。最終的な勝ち点は、2012年の札幌、2013年の大分と並ぶワーストタイの14ポイントだった。
クラブは今季、4年目の小林体制継続という道を選択。一年でのJ1復帰を目指し、昨季チーム得点王の高崎寛之(鹿島)やアドリアーノ(甲府)が抜けた前線には、佐藤晃大(G大阪)、そして小林監督の山形時代の教え子である長谷川悠(大宮)を補強。守備陣は同じく、山形から石井秀典を獲得したほか、37歳のベテランDF冨田大介(水戸)などが加わっている。
先月発表されていた徳島の2015シーズン新ユニフォームをようやく紹介。(写真:ミズノ)
ホーム(1st)は、青の濃淡グラデーションにより、鳴門海峡の渦潮のような力強さをイメージ。クラブカラーである藍を基調に、赤と緑を伝統ともいえるアシンメトリーでバランス良くアクセントとして配置。ヴォルティスらしさを表現している。
白のアウェイ(2nd)も同じテンプレートを使用。シャツ正面がレーザーストライプのアートワークとなるデザインは、ミズノの2015モデルの特徴だ。
GKモデルは、赤のホーム、黒のアウェイ、黄色のサードというラインナップ。
31番は徳島の新たな守護神、長谷川徹の背番号である。
ユニフォームスポンサーは、胸と背中が「大塚製薬」、袖が「アース製薬」、パンツが「阿波銀行」で、いずれも昨季からの継続となっている。
そして、新ユニフォームを発表!!ユニフォームは明日からWEBでも販売開始だよ。16時からを予定してるよ!
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— ヴォルタくん【徳島ヴォルティス公式】 (@vortakun)
2015, 1月 18