ベトナムサッカーの可能性

-ベトナムと日本のサッカーで言うと、どうでしょうか。

「一番の違いは、プロ化してからの歴史の差です。Jリーグは1992年に誕生し、Vリーグより長い歴史があります。また、ヨーロッパと比べて、Jリーグではビッグクラブ同士の実力が拮抗しています。Vリーグを2シーズン見ていますが、やはりヨーロッパと同様に一部のトップクラブが上位を占めています」

-昨年のスズキカップでベトナムはベスト4の成績を残しましたが、2019年に行われる次回のアジアカップにベトナムが出場できる可能性はあるでしょうか。

「次回のアジアカップの出場枠は16か国から24か国へと大幅に増えました。ベトナムの出場の可能性は大いにあると思います。今回のアジアカップでは、東南アジアから出場した国はありませんでしたが、出場枠が増えたことで、東南アジアから1~3か国が出場できるのでは、と期待しています」

ベトナムでの生活、旧正月の習慣に驚き

-ここからはサッカーから少し話がそれますが、1年近くベトナムに滞在して、最も記憶に残っている出来事は何ですか。

「海外のチームで指揮するのはベトナム代表が初めてでした。スズキカップに向けて4か月に及ぶ準備をしましたが、とても充実した時間でした。長期の強化合宿を通して、信頼関係も築けましたし、忘れられない想い出になりました」

-ベトナム料理は大丈夫ですか。

「せっかくベトナムで生活し、仕事するチャンスを得たわけですからね。幸いベトナム料理は食べやすいものが多いので、特に問題ありません。好きなベトナム料理を一つ選ぶならフォーです」

-ベトナムのテト(旧正月)についてはいかがでしたか。

「ベトナム人の知人にベトナム人のテトの過ごし方について聞いていました。家族や友人で集まって食事するのは日本のお正月と同じですが、驚いたことは、お年玉の習慣の違いです。日本では大人が子供にあげるものですが、ベトナムでは年齢などに関係なく、お互いに渡し合う習慣があります。ベトナムサッカー連盟(VFF)の首脳陣もスタッフにお年玉を渡していました。もし来年もベトナムにいたら、私もお年玉の準備をしないといけませんね」

記事提供元: 「U23ベトナム代表の三浦俊也監督、リオ五輪予選に向けた意気込みを語る@Vietam Football

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