シンガポール代表はどんなチーム?
先日地元で行われたスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)でグループリーグ敗退という酷い結果に終わってしまったシンガポールであるが、監督は継続してベルント・シュタンゲ氏が務めている。
昨年重鎮FWのアレクサンドル・ジュリッチが現役を引退し、チームは全体的に若返っているが、センターラインに瞬発力あるGKハッサン・サニー、気性が荒いが激しいCBバイハッキ、スピードがあるFWシャリル・イシャク+ハイルル・アムリという中心は変わらない。
また、最近ではメルボルン・シティに入団したサフワン・バハルディンが非常に有名になっている。元々CBだと思うのだが、オーストラリアではボランチやSBを務めているなど大柄ながら器用で注目されているタレントだ。
ちなみに面白いところで言えば、シンガポールは代表チームに珍しいアプローチを取り入れている。
大半の選手が「ライオンズ12」というチームに所属し、マレーシアリーグに越境参加。また、日本のU-22選抜のような(シンガポールの方が歴史はずっと古いが…)「ヤング・ライオンズ」という23歳以下の選手を集めたチームは国内リーグで戦っている。一種クラブチームのように強化を進めているということだ。
ジュリッチという空で競れる大型ストライカーがいなくなったことで、ややスピードに偏ったプレーが多くなっているような気がする。その点で言えば日本にとっては昔より戦いやすくなっているかもしれない。
注目選手:サフワン・バハルディン
シンガポール初のオーストラリア・Aリーグでプレーした選手となった。上でも書いてしまったが、彼の才能は傍から見ていても一目瞭然。
身長がありながらも足元も上手くスピードもあり、Aリーグでは6試合に出て2点取っている。今後大きなキャリアが待っているかもしれない。
日本代表との試合日程
2015年6月16日(火)
第2節:シンガポール 対 日本
2015年11月12日(木)
第7節:日本 対 シンガポール