ビッグコミックスペリオールで連載中のサッカー漫画『フットボールネーション』は2月27日に第7巻が発売され、大好評発売中だ。
東京都のアマチュアチーム「東京クルセイド」は天皇杯でジャイアントキリングを起こしていく…一見、ファンタジーな内容の裏では主人公・沖千尋をはじめとした魅力的なキャラクターは勿論のこと、インナーマッスルや体幹といった筋肉について焦点をあてた極めて現実的で新機軸の漫画であることでも知られている。
今回は、『フットボールネーション』作者の大武ユキ先生に話をきいた。
Qoly編集部(以下、省略)-タイトルの『フットボールネーション』とはどういう意味なのでしょうか?
大武ユキ(以下、省略)ーサッカーライターの湯浅健二さんが使い始めたと思うのですが、「サッカー先進国」という意味です。
-元々いつ頃から漫画をかきはじめたのでしょうか?
子供の頃から周囲の影響で少年漫画、少女漫画が無料で読める環境にありました。大島やすいち先生とかが好きでした。中学校から漫画研究会に属していて、当時からオフセット印刷で誌面を作る贅沢(笑)をしていました。
高校では美大を目指したのですが、○○美大にうかるためのデッサンという傾向と対策があって、それは楽しくないと思って予備校をやめてしまいました。なので、普通に史学科で中世ヨーロッパを学ぼうとしたのですが、併願していた美大しか受からずにそっちへ進みました。
主人公の所属するチームが『東京クルセイド』なのは中世ヨーロッパの影響というわけではありませんが、没ネタはひどい名前もたくさんありました。漫画のタイトルの『蹴球十字軍』とか(笑)。