この『Humba』は、マインツ出身の屋根職人兼歌手(!)、エルンスト・ネガーが1964年に発表し大ヒットした『Humba Täterä』が元ネタ。
その後、1990年代にマインツ05のサポーターがサビに掛け合いを加えたアレンジバージョンを勝利の際に歌うようになり、それがチャント『Humba (Humba Täterä)』としてミュンヘンなどドイツ中に広がっていった。
もちろん、日本代表の岡崎慎司が所属するマインツの試合でも相変わらずよく歌われている。
チャントの歌詞は以下の通り。
Gibt mir ein H (Hhhhhhhh)
Gibt mir ein U (Uuuuuuuu)
Gibt mir ein M (Mmmmmmmm)
Gibt mir ein B (Bbbbbbbb)
Gibt mir ein A (Aaaaaaaa)
Wir singen Humba Humba Humba Täterä Täterä Täterä
「Gibt mir ein」は英語の「Give me a」と同じで「~をください」という意味。「A」の後さらに「!」を意味する「Gibt mir ein Ausrufezeichen (Ausrufezeichen)」の掛け合いが入る場合もある。
「Wir singen」は「私たちは歌う」。そして気になる「Humba Täterä」(フンバ・テッテレー)については調べたものの、よく分からず・・・。特に大きな意味はないのではないかと思われる。
サッカーの他にもカーニバルなど、とにかくお祭り騒ぎのときに歌われるのがこの曲なのだ。