身体の使い方という点では、腕の使い方が非常に上手いことも彼の特徴の一つ。
頑強な相手選手に対し、まず身体を当ててしまう意識とともに競った状況では腕を巧みに使っている様子が動画5:50の場面などからも分かる。
腕を使う上手さはヘディングにおいても発揮されており、そういった細かい技術が空中戦の強さにも繋がっているといえるだろう。
こちらは今季のゴール&スキル集。
今年の1月1日、首位チェルシー相手に2ゴールを決めて注目度が一気にアップしたケイン。彼の強みは決定力の高さとともにまさに万能な点であり、チャンスメイク、そして密かに非凡な守備面を含め、イングランド代表の先輩ルーニーと重なる部分がある。
突然出てきた印象で数字ばかりが注目されがちだが、その能力を改めてじっくり見てみるとムラはあるものの“一発屋”で収まる選手ではなさそうだ。
まだ21歳の若者が、今後どういったキャリアを歩んでいくか。おそらくイングランド外からも熱い視線が注がれている。