チェルシーの指揮官、ジョゼ・モウリーニョがスペインの2強、バルセロナとレアル・マドリーについて語った。

両クラブは過去10年のリーガ・エスパニョーラを席巻する存在であり、UEFAチャンピオンズリーグでも主役を演じる存在だ。しかし、前レアル・マドリーの指揮官は、世界的ビッグクラブである両クラブがプレミアリーグに居た場合、同じようにリーグを席巻する存在にはなれないと考えているようだ。

『talkSPOR』の独占インタビューで以下のように語っているのでご紹介しよう。

ジョゼ・モウリーニョ
(チェルシー監督)


「私はスペインにいたが、エンジョイできなかった」

「勝ち点100、121ゴールという記録でスペインのタイトルを勝ち取ったが、シーズンを通して3、4試合しかプレーしていなかったので、楽しくなかったよ」

「私は勝ち点92でタイトルを失ったが、私たちがプレーしたのはたった4、5試合だけだった」

「チャンピオンで無ければ、全ての試合で勝利しなければならないというプレッシャーを感じるだろう。勝って、勝って、また勝つ必要がある。しかし、それは巨大なチームとその他の間には大きな、大きな、ギャップがあるんだ」

「(イングランド以外の)他の国では、多くの試合の中で休むことができるんだ。スペインでもイタリアでも、多くの”休息試合”に勝利した。次は何だと考えることができ、どのヨーロッパの試合が行われるのか考えることができ、選手たちを休ませることができる」

「今シーズン、私はブラッドフォード戦で何人かの選手を休ませた。そして、ブラッドフォードに敗れた。それが英国のフットボールさ。2-0で勝っているときにゴールを許すと、最後の数分間で2-2のドローになり、2ポイントを失うかもしれない」

「これがプレミアリーグのクオリティだ。暇が全くないよ。単なる試合数じゃない。インテンシティさ。そして、それは単なるフィジカル的なインテンシティじゃない。メンタル面のインテンシティを感じるだろう」

「私は2つのリーグ(プレミアリーグとリーガ・エスパニョーラ)の間に大きな差があると思う。彼ら(バルセロナやレアル・マドリー)がプレミアリーグを勝ち取れると思うかい?もしかしたらあり得るが、ありえないかもしれない」

プレミアリーグには如何に多くのライバルが存在し、激しい戦いを強いられているかを示すため、リーガ・エスパニョーラでは数試合しかプレーしていないという独特の評し方をしたモウリーニョ。ポルトガルやイタリアでも結果を残してきた存在だけに、その言葉は非常に重い。

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