大陸選手権としては最古の歴史を誇るコパ・アメリカは1916年に「南米選手権」の呼称で始まって以来、今年で44回目を迎える。
優勝回数はW杯の初代王者ウルグアイの15回がトップで、アルゼンチンが14回で2位。意外なことに王国ブラジルは8回と、上位2ヶ国とは水を開けられている。
それでもこの3ヶ国が他を引き離しており、これに続くのはパラグアイとペルーの2回。今や世界の強豪に数えられるコロンビアは僅かに1回で、初優勝は自国で開催された2001年とつい最近のこと(しかもこの年は政情不安によりアルゼンチンが辞退している)、今大会の開催国チリでさえ準優勝4度が最高成績である。
そんななかボリビアは1963年大会でブラジル、アルゼンチンなどを下し、唯一となる優勝を経験しているのだが、これは自国開催のアドバンテージを存分に生かしたものだ。ボリビアは1979年大会にもブラジルとアルゼチンに連勝するという番狂わせを演じているが、この時期はホーム&アウェイ方式で行われており、やはり高地ラパスでの試合であった。
1963年大会の模様