7月29日に行われた一つの親善試合が話題になっている。
現在イングランド2部で戦っているボルトン・ワンダラーズが親善試合を行い、6部に当たるカンファレンス・ノースに所属しているAFCフィルドと1-1で引き分けた。
トピックスとなっているのはその結果ではなく、AFCフィルドのベンチであった。
Football management is easy, just ask 11-year-old Daniel Fryer who took charge of AFC Fylde
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— BBC Sport (@BBCSport) 2015, 7月 30
この試合で監督を務めていたのはダニエル・フライヤー。7月27日にチームの暫定監督に就任した人物だ。彼のキャリアは異色。これまではAFCフィルドのボールボーイを務めており、年齢はなんと11歳!
もちろん、これはクラブの企画の一つである。元々この役割をオークションで購入したのはポール・カークハムという人物であったのだが、仕事のために試合に参加することが出来なかったため、ダニエル・フライヤー君を指名したのである。そのコメントはクラブ公式サイトで公開されている。
ポール・カークハム
「私は熱心なコースターズ(フィルドの愛称)のファンなので、ニール・レノンのボルトンと戦えるのは素晴らしい機会だと思った。それがシーズン最後のオークションに入札した理由だ。
残念だが現在の仕事の予定のため、私はもはや試合に出席することが出来ない。そのとき、ダニエルの両親が『息子はフィルドの熱烈なファンで、チームを率いたいと思っている』と話していたのを思い出したんだ。
私が不可能になった時すぐに気付いた。ダニエルは私を引き継ぐ最高の候補になると! 正直に言って、彼は私よりも良い仕事をするはずだ! ダニエルが素晴らしい時間を過ごし、チームがチャーリー(デイヴ・チャリナー監督の愛称)に相対しているのと同じ反応をしてくれることを望むよ」