7月27日、『Supersport』は「CAFコンフェデレーションズカップで首を負傷したコンゴ代表FWルディ・ベベイは、キャリアの危機に直面している」と報じた。
ルディ・ゲロール・ベベイ=エンディは1990年生まれの25歳。2014年のアフリカンネイションズチャンピオンシップでコンゴ代表の一員になったストライカーで、名門ACレオパールの主力であった。
7月26日に行われたCAFコンフェデレーションズカップ、ザマレク(エジプト)対レオパール(コンゴ)の試合に先発出場したベベイは、エジプト代表GKアハマド・アル・シャーナウィとの接触で頭部からピッチに落下し、首に致命的なダメージを負った。
記事によればベベイは第五、第六頚椎の間の脊椎に大きな損傷があり、脳出血に加えて呼吸困難にも陥っていたとのことで、アル・タガンモ・アル・ハミース空軍病院に運ばれ即座に手術を受けることになった。
幸いにして手術は成功し一命は取り留めたものの、担当医師のアブドゥル・ハーリーク氏のコメントによれば、ベベイは今後自身の足で歩けるかどうかもまだ不明だとのことである。
アブドゥル・ハーリーク医師
「ルディが病院に来たとき、私は交通事故に遭ったのかと思った。彼の首は壊れていた。呼吸困難、不整脈、四肢の麻痺が確認された。
我々は手術を行い、それは全て成功した。彼は危険の中にあったが、しかし今は大丈夫であるし、集中治療室のケアユニットに入っている。
私は彼がいつ復帰するか、そして自分の足で歩くことが出来るのかは説明できない。プレーに戻ることについては、すぐに可能だとは思わない。最も重要なことは、彼が自分の足で立ち上がり、歩くことだ」
なお、ベベイの治療費に関してはエジプトを出るまでザマレク側が負担することを発表しており、対戦した選手達も面会が可能になり次第病院を訪れる予定になっているとのことだ。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ