リーガ・エスパニョーラとセリエAの新シーズンがスタートしたことで、欧州5大リーグは全てが開幕。長く険しいリーグ戦が幕を開けた。

今回は、日本でも多くのファンがいる欧州5大リーグの2015-16シーズンにおける昇格&降格レギュレーションをまとめてみることにしよう。

※2015年8月24日現在、UEFAランキングの上位5リーグはスペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、ポルトガルであるが、今回は「5大リーグ」として馴染みのあるスペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランスを対象とする

スペインの場合

1部から2部への降格チーム数:3

降格の条件:2015-16リーガ・エスパニョーラ(1部リーグ)を18位~20位でフィニッシュした3チームが自動降格。

2部から1部への昇格チーム数:2+1

昇格の条件:2015-16リーガ・アデランテ(2部リーグ)を1位と2位でフィニッシュした2チームが自動昇格。3位~6位でフィニッシュした4チームがトーナメント形式の昇格プレーオフを行い、勝利した1チームが昇格権を獲得。

備考:昇格レギュレーションでのみプレーオフを実施するスペインリーグ。基本的には1部リーグの下位3チームが2部へと自動降格するが、2014-15シーズンは13位のエルチェが負債を抱え18位エイバルの代わりに降格処分となった。1部リーグの在籍チーム数は20、2部リーグの在籍チーム数は22である。

イングランドの場合

1部から2部への降格チーム数:3

降格の条件:2015-16プレミアリーグ(1部リーグ)を18位~20位でフィニッシュした3チームが自動降格。

2部から1部への昇格チーム数:2+1

昇格の条件:2015-16 フットボール・リーグ・チャンピオンシップ(2部リーグ)を1位と2位でフィニッシュした2チームが自動昇格。3位~6位でフィニッシュした4チームがトーナメント形式の昇格プレーオフを行い、勝利した1チームが昇格権を獲得。

備考:昇格プレーオフの決勝はウェンブリーでの一発勝負。今シーズン昇格したノリッジ・シティは、2部リーグで3位に入りプレーオフを制して昇格を果たした。1部リーグの在籍チーム数は20、2部リーグの在籍チーム数は24である。

【次ページ】リーグ・アン、昇降格チーム数をめぐって泥沼状態だった…