2014年11月、スイスの試合で起きた狂気的なタックルは大きな波紋を呼んだ。

アーラウのMFサンドロ・ヴィーザーのむごいタックルを受けたチューリッヒのジレ・ヤピ=ヤポは立ち上がることができず…。

このタックルにより、ヤピ=ヤポは前十字靱帯断裂、半月板損傷、膝蓋腱断裂、軟骨損傷という重傷を負ってしまった。彼は当時33歳ということもあり、このままキャリアが終わってしまうのではないかと危惧されたほどだ。 また、チューリッヒ側が刑事告訴する事態に発展するなど、大きな問題となった。

この出来事からおよそ1年が経つなか、奇跡的な回復を見せたヤピ=ヤポは308日ぶりにピッチに復帰!

「全てがうまくいった。とても嬉しい」と語っていたMFはトゥーン戦の前半早々に途中交代でピッチに入ると、なんとゴールまで決めてしまった(試合は3-3)。

そして、なんという巡り合わせだろうか、相手トゥーンにはあのヴィーザーが移籍していた。つまり、復帰戦で因縁の相手と相対することになったのだ。

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