そのフラッグがこれだ。

青いフラッグにはチェフの背中と、このようなメッセージが載せられている。

IF BIG PETE'S HAPPY, I'M HAPPY.
「もし偉大なるペトルがハッピーならば、私も幸せだ」

そう、ロンドンダービーという大一番でありながら、このチェルシーサポーターはチェフを歓迎するようなメッセージを送ったのだ。

もちろん、このフラッグが意味するものがサポーター全員の総意ではない。なかには、最大のライバルチームに移籍したチェフを恨む人もいるかもしれないし、チェフを快く思っていてもロンドンダービーでこのようなフラッグを掲げるべきでないとするファンもいたかもしれない。

しかし、このフラッグは試合終了まで実際にスタンフォード・ブリッジのバックスタンドに掲げられた。周囲のサポーターの大半は、このメッセージに共感していたのだろう。

このフラッグは今回のダービーのために準備されたものではない。チェフがチェルシーに在籍していた当時から使用されているものである。アーセナルへと移籍した後もそれをあえて使用するというあたりが、このサポーターのチェフに対する愛情を表しているようにも感じる。

このフラッグをチェフが目にしたかどうかは分からない。しかし、試合後にはチェルシーサポーターから拍手を受けており、試合後、自身のTwitterに「結果に失望している…そして歓迎に圧倒されたよ!アーセナルファンとチェルシーファン、ありがとう」と投稿したのだった。

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