10月16日(金)に原宿のサッカー&カフェ「mf」で行われるトークイベント、『Talking About Football』の第34回についてご紹介します。
『 Talking About Football Vol.034 祖母井秀隆 』
この決断が、日本サッカーに与えた影響は大きかったのではないでしょうか。
「 毎日のように電話していましたが、電話してもらちが明かなかったので、 “ もう明日、僕は行きます、会いに行きますから ” と。 」
そうして世界的な名将オシム監督を口説き落とし、日本へと導いた人物。
元「 ジェフユナイテッド市原・千葉 」「 京都サンガF.C. 」GM 祖母井秀隆
1975年、西ドイツ(当時)に渡り、4部リーグでプレー。その後、ケルン体育大学でコーチング学を学び、帰国後は大阪体育大学サッカー部のコーチ、そして、2軍監督に。
就任6年目、社会人チームを次々になぎ倒し、大学のチームとしては快挙となる日本リーグ2部昇格の権利を得ました。しかし、大学側の予算の問題で夢叶わず、結局、2部リーグ昇格を辞退することになり、祖母井さんも辞任。
しばらくすると、快挙を知ったJリーグの数チームからオファーがかかり、選んだのは「 ジェフユナイテッド市原 」(当時)。育成部長としてキャリアをスタートし、後、ゼネラルマネージャーに。
そして、2003年。オーストリアの地で、オシムさんと正式に契約を交わしたのでした。
「 この人が来たら間違いなくジェフは強くなるし、代表の監督にもなっていただけると思いました。なにしろ彼は、武道的な精神を持っていました。 」
オシムさんと共にジェフユナイテッド市原で一時代を築いた後、次なるチャレンジの場所として選択したのは、フランスリーグ。「 グルノーブル・フット38 」のGMに就任しました。
昇格あり、降格あり、紆余曲折があった、そこでの4年間。
「 サッカーって面白いのが、足でやるスポーツだから、何が起こるかわからないんです。 」
2010年には「 京都サンガF.C. 」のGMに就任。現在は、京都サンガの育成部・普及アドバイザーとして関わりながら、千葉県市原市の老人ホームで新たな取り組みをされているところです。
「 子供たちにもっと笑顔が絶えないように欲しいです。
現在、2050年W杯優勝という目標を掲げていますが、肩に力が入ってしまいます。チームがワンステップ上がれないのはそこです。周りからプレッシャーがあるからだと思います。
もっと子供たちが豊かで、笑顔のある世界を作っていかなければなりません。そうしたら、自然にいい選手が育ってきますよ。 」
今回は、選手の育成や教育について、各チームでのGMとしての仕事内容とその仕事術について、イビチャ・オシムという人物について、また、現在の新たな取り組みとこれからについて、たっぷりと語っていただこうと思います。
[開催概要]
開催日時: 2015年10月16日(金) 20:00 KickOff
開催場所: futbol&cafe mf 東京都渋谷区神宮前3-18-12
参加費: 2,000円(ワンドリンク付き)
*当イベントは予約制となっております。
03-3401-5600 もしくは
mail@mf-tokyo.comまでご連絡ください。
[祖母井秀隆 プロフィール]
「ジェフユナイテッド市原・千葉」「グルノーブル・フット38」「京都サンガF.C.」元ゼネラルマネージャー。 現在は京都サンガF.C.育成部・普及アドバイザー。ジェフ時代に、イビチャ・オシムを招聘。
主な著書に『 祖母力 』( 光文社 )