バルセロナでプレーするアルゼンチン代表MFハビエル・マスケラーノが苦悩を告白したようだ。

雑誌『Panenka』に語った言葉として、『Marca』が伝えている。

それによれば、フットボールをプレーすることを楽しむというよりは苦しんでおり、試合をプレーすることを楽しめないタイプだという。

「苦しみの90分だ。ひとつのミスもしないよう完全に集中しているのでね。つまり、楽しむためにピッチにいると語る多くのフットボーラーたちには同意できない。楽しむために(試合に)出るわけじゃない。トレーニングで学んでいる時は楽しんでいるよ。だけど、試合で過ごす90分間は楽しめない」

また、バルセロナでは本職の中盤ではなくCBとして起用されることのほうが多いが、「よく分かっていた。バルサの中盤でプレーすることはほぼ不可能になることを」と語り、そのコンバードがなければおそらくチームには残れていないはずとも述べたそう。

そして、「自分の本来のポジションではない。今ではCBのように感じているとしてもね」とも述べ、DFではより苦しむと明かしたともされている。そのうえで、中盤でプレーできる際はご褒美だと考え、それ自体は楽しんでいるという。

CBへのコンバートはジョゼップ・グアルディオラ監督から求められたもので、「他に方法はなかった。自分がバルセロナにもたらしたものは十分ではなかったことに気付いた」としており、新たな役割を習得しなければいけない(チームに残ることもできない)ことは強く自覚していたそう。

プレミアリーグで最高の守備的MFとしての評価を確立し、バルサ入りしたマスケラーノ。そんな彼でさえも、CBとして有用であることを示さなければ放出されることを覚悟し、必死になって新境地の開拓に取り組んだということのようだ。

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