トーマス・クリスティアンセン

10代でバルセロナへ引き抜かれたデンマークが生んだ天才ストライカー。母親がスペイン人であり、1993年に10代にしてスペイン代表に選ばれた当時、彼はまだトップチームにデビューしていなかった。

しかし、相次ぐ怪我やレンタル選手に関するルールもあり、バルセロナではほとんど出場機会を得ることができず。およそ10年後、ギリシャ、母国デンマークでプレーする頃、彼のことを覚えている人はほとんどいなかった。

2001-02シーズンにボーフムへ加入すると2部ながら17ゴール、翌2002-03シーズンにエウベルと共にブンデスリーガ得点王に輝いた。

バルセロナに在籍していただけあってシュート、個人技含めて足元のテクニックは高い。怪我さえなければ…と言われてしまう選手の一人である。

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