なんてこった!

監督が代えようとしたのはハーフナーではなく、右ウイングのスハーケンだったのだ。これにはドヤ顔で下がろうとしていたハーフナーも微妙に赤っ恥!

ふふふ、今日の俺すごかったぜ…

スタンドからは割れんばかりの拍手!当然である。

「えっ?俺じゃねーの?」

「んだよ、フザケんなよ!」

テレビ中継のテロップにしっかりと「MIKE HAVENAAR」の名前が出ていたため、間違いだったのか直前で変更されたのかは分からないが、事態に気付いたハーフナーは「なんだよ!」という表情を見せ、再び定位置に戻ったのである。

「せっかくバッチリ決まっていたのに!」

…結局ハーフナーは90分間フル出場を果たしたのであった。チームにとって高さのある彼は相手の最後のパワープレー対策にも有効。今回の一件はある意味、ハーフナーが監督から絶大な信頼を得ている証と言えるだろう。

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