ボランチ:

ムハンマド・アル・ナーニー

バーゼル / エジプト代表

大きな政治的混乱が起こって以来国際舞台ではサッパリな状況のエジプトであるが、ムハンマド・サラーと彼は間違いなく国の宝として輝き続けている。

2013年にバーゼル入りした当初はあまり話題にもならなかったが、23歳という年齢でありながらも既にチームの中心的な存在。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでも結果を残した。

彼の能力の高さと一貫性は、むしろ欧州を追いかけている人々こそ知っていることだろう。

ババンコ

エストリウ / カーボヴェルデ代表

近年アフリカの強豪になりつつあるカーボヴェルデ。国にプロリーグがない状況、島根県より小さな人口50万人という規模、その中で才能ある選手が生み出されている。アフリカネイションズカップ予選でも2連勝で首位だ。

チームを中盤から支えるのが左利きの司令塔ババンコだ。正確なセットプレーやパスで展開を変え、速攻、遅攻に関わらず前線を操る。

かつてはトップ下やサイドバックとしてプレーしたが、このところは中盤の低い位置で安定したプレーを見せている。

プリンス・オニャンゲ

スタッド・ランス / コンゴ共和国代表

コンゴのキャプテンを務める大黒柱でありながら、この数年での成長過程は凄まじい。大きな飛躍を遂げている選手の一人だ。

かつては守備専門のボランチという感覚であったが、トゥール時代にミドルシュートに目覚め、スタッド・ランスで飛び出しに開眼した。

今季はトップ下でも起用されるなど極めてオールラウンドな選手へと成長。コンゴは現在アフリカネイションズカップ予選で好調を見せており、次の大会が楽しみだ。

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