ペップ・グアルディオラ(留任)

なぜその可能性がないと言えるのか?

グアルディオラはバイエルン・ミュンヘンの首脳陣から愛されている。カール=ハインツ・ルンメニゲは、このスペイン人を支持する有力な人物の一人であり、彼をバイエルンに留めようと躍起になっている。

伝えられるところによれば、グアルディオラ監督はバイエルンの残留に際して年間1700万ポンド(31.3億円)という給与を求めているという。

これは非常に多くのお金だ。しかし、「スーパー・リッチ」なイングランドのクラブであれば、その金額を簡単に払えるということもありそうだ。

しかし、イングランドのクラブが彼に提供できないものがある。

それは、既にグアルディオラの好みで集められてきた選手達、そして3年間で実装されてきた彼のシステムである。

グアルディオラがいつかヨーロッパを制覇し続けたいというのであれば、なぜその準備が整ったチームを離れることが出来るだろうか?

彼が国内で十分にチャレンジが感じられないのならば、彼は出て行くかもしれない。しかし、バイエルンは彼のスタイルに完全に合致したチームだ。何故去るのか?

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