先週末、Jリーグ各ディビジョンのプレーオフが行われた。

J1チャンピオンシップの準決勝・浦和レッズ対ガンバ大阪は延長戦の末にガンバが勝利し、J1昇格プレーオフ準決勝はアビスパ福岡、セレッソ大阪が、V・ファーレン長崎、愛媛FCをそれぞれ退け決勝へ進出。J2・J3入れ替え戦の第1戦、町田ゼルビア対大分トリニータは2-1で町田が先勝している。

J1チャンピオンシップ決勝サンフレッチェ広島対ガンバ大阪は来月2、5日に、J1昇格プレーオフ決勝のアビスパ福岡対セレッソ大阪、J2・J3入れ替え戦の第2戦は同6日に行われる。

2ステージ制の是非は別として、目の前の1試合が運命を左右するプレーオフのエンターテインメント性は抜群だ。一方、事前に決まっていたこととはいえ、改めて幾つかの問題点も浮き彫りとなった。

チャンピオンシップの問題点

ペトロヴィッチ体制のここ一番での脆さが出た浦和に対し、昨年3冠を達成したガンバが延長戦で勝負強さを見せる結果となった。ただやはり、90分で同点の場合は長いレギュラーシーズンで成績が上回った浦和にアドバンテージを与えるべきだっただろう。

また、この日の結果、2015シーズンは決勝に進出したガンバが2位以内、浦和が3位扱いとなり、来年のACL出場権はガンバが本戦から、浦和がプレーオフからとなった。

こちらもレギュラーシーズンを軽視しないためにも、出場権に関しては広島、浦和、ガンバの順に与えるのが世界的に常識的かつ良識的な判断であろう。ガンバを2位以上の扱いにするとしても、だ。

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