本日バルセロナと対戦することになった中国の盟主、広州恒大(こうしゅう こうだい)。
大手メディアでは中国語を日本語読みすることが義務づけられているためそうなるが、現地読みならグァンチョウ・ハンダーという感じである。
英語なら不動産会社を中心とした巨大コングロマリットである恒大が英語名となり、グァンチョウ・エヴァーグランドとなる。
このクラブワールドカップでスポンサーを務める阿里巴巴集団(アリババグループ)にも株式が所有されているため、まさに出場するべくして出場したとも。
豊かな資金力で数多くのサポーターを集める広州恒大であるが、もちろん選手にも監督にも大きな投資が行われている。
今回はその外国人選手を特集してみよう!
ロビーニョ(元ブラジル代表)
(ホビーニョ / Robinho / 罗比尼奥)
まずはなんと言っても有名なのが、かつて天才として高い評価を得たロビーニョである。ブラジル代表100試合出場の記録を持ち、間違いなくワールドクラスの人物だ。
広州恒大に加入したのは今年7月17日。既にミランとの契約が切れていたため、移籍金はかかっていない。
その契約はまさにゲスト然としたもので、AFCチャンピオンズリーグには登録されず、半年間のみ。つまり、広州恒大のロビーニョを見られるのはこれが最後なのである!
サントス、レアル・マドリー、マンチェスター・シティ、ミランでプレーしてきた彼のテクニックは「本物」。
クラブ・アメリカ戦ではハーフタイムで交代という状況になったが、やはりこれは国内で攻めまくれる一方で強豪との対戦が乏しい立場ならでは。
レアル時代には激闘を繰り広げたバルセロナを相手に、彼は先発で出るのか、あるいはジョーカーとして終盤に使われるか?
後者の可能性が高いと思われるが、出場したときは泣いても笑ってもあと2試合の広州版ロビーニョを見逃してはいけない。