ディエゴ・シメオネ

オッズ:28/1

このアトレティコ・マドリーの指揮官が、ビセンテ・カルデロンでの4年半を経て新しい挑戦を求めているのならば、間違いなく売れっ子になるだろう。

シメオネは2014年にアトレティコ・マドリーでリーガのタイトルを獲得した。レアル・マドリーとバルセロナによる独占状態を打破したのだ。

また、延長戦でセルヒオ・ラモスにヘディングを決められるまでは、チャンピオンズリーグのタイトルにも手をかけていた。

昨季なにも勝ち取ることはなかったが、シメオネは彼らとの関係を保ち、リーグ3位、チャンピオンズリーグ準々決勝進出という結果を残した。

アトレティコ・マドリーに敬意を持っていないわけではないが、彼にもヨーロッパ最大のクラブを運営するという目標があると仮定しても、それはおかしいことではないだろう。

彼はナンセンスなスタイルを持ってはいないし、オールド・トラッフォードに囚人を連れてくることもないだろう。

そして、1998年ワールドカップでデイヴィッド・ベッカムを怒らせてから17年、彼らの間に十分な量の水が流れたはずだ。

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