ジオバニ・ドス・サントス
バルセロナ時代から“天才”として名高かった26歳は昨年、ドノヴァンの着けていた偉大な番号を新加入ながら受け継いだ。キャリア的にもこれからが油の乗った時期であり、チームを背負う存在だ。
バルサでデビューしたのは、まだ18歳だった2007年。当時は1歳年下のボヤン・クルキッチとともに、先輩リオネル・メッシを追いかけていく存在だと思われていた。
しかし、ジオバニの“決断”は早く、2008年夏にトッテナム・ホットスパーへ移籍。その後、他の多くの若手と同様なかなか出場機会を得られず「ローン地獄」にハマりかけたが、3クラブ目に身を寄せたラシン・サンタンデールで大活躍すると、一年後の2012年夏に同じスペインのマジョルカへ。
以降輝きを取り戻した彼は、ビジャレアル在籍時に出場したブラジルワールドカップでもメキシコ代表として活躍。そして2015年7月、LAギャラクシーと4年半の契約を結んだ。
昨年は後半戦のみ11試合に出場し、3ゴール5アシストを記録。今シーズンはさらに素晴らしいプレーを見せてくれることだろう。