マウリシオ・シエンフエゴス

MLS創設時からのクラブであるLAギャラクシーの初代10番は元エルサルバドル代表MFのマウリシオ・シエンフエゴス。

Qolyのデータベースにも登録の無い選手だが、攻撃的MFであり、LAギャラクシーでは206試合に出場した選手であるという。MLSのベストイレブンには1996年、1998年、1999年と3度選出されており、オールスターゲームには7回出場した。1996年から2003年まで在籍。MLS通算で78アシスト、35ゴールを決めて引退した。

エルサルバドル代表としては68試合に出場している。

アンドレアス・ヘルツォーク

シエンフエゴスの後を継いで2代目の10番に就任したのは、1990年代にオーストリア代表のエースだったヘルツォークだ。左利きのゲームメーカーで「アルプスのマラドーナ」と称された選手。

ヘルツォークはラピド・ウィーンでキャリアをスタートさせた選手。その後はドイツのブレーメンに移籍すると、名将オットー・レーハーゲルの下でレギュラーを獲得。ブンデスリーガやドイツカップ優勝を果たした。

その後もブンデスリーガやオーストリアを代表する選手として活躍。1995年にはバイエルンへと移籍したが、クラブに馴染めず1シーズンでブレーメンへと戻った。2002年にはラピド・ウィーンに復帰し、2004年にLAギャラクシーに加入した。LAギャラクシーに加入した際は36歳。わずか1シーズン限りの在籍だった。

オーストリア代表は1988年にデビュー。長年10番を背負い、ゲームメーカーとして君臨した。103試合に出場し、26得点を記録。ワールドカップは1990年(イタリア)と1998年(フランス)の2回を経験している。

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