マッシモ・アンブロジーニ/ミラン

近年は苦しんでいるミランだが、10年ほど前は欧州最高のクラブであった。そのスカッドは、アレッサンドロ・ネスタにカカ、アンドリー・シェフチェンコなど、選ばれし者たちで埋め尽くされていた。

そのミランがカルロ・アンチェロッティのもとで黄金期にあった時代、常に中盤にはアンブロジーニがいた。1995年にチェゼーナから加入した彼は、ミランで18年を過ごしキャプテンも務めた。

ミランには、長くプレーした奉仕者たちに対し、キャリアを終わらせるため1年間の契約延長で報いるという伝統があった。パオロ・マルディーニやアレッサンドロ・コスタクルタのケースのように。だが、アンブロジーニはその最後をフィオレンティーナで過ごした。