▼シーズンが早く終わりすぎた?
現在パリ・サンジェルマンと2位モナコの勝ち点差は23。残りは9試合なので、最大取得勝ち点は27である。
要するに、最悪全試合負けても優勝できる可能性はかなり高い。そこでモナコが8勝することはまず考えられないからだ。
その状況を受けて、ローラン・ブラン監督はこのところのリーグ戦をほとんどフルメンバーで戦っていない。
Laurent Blanc évoque les "erreurs de concentration" de Trapp - https://t.co/ULs5MzkXhQ pic.twitter.com/buW5MVcXBl
— Homme Du Match (@Homme_Du_Match) 2016年2月27日
特に、マルコ・ヴェッラッティ、ブレーズ・マテュイディが怪我でコンディションを落としていることから、バンジャマン・スタンブリとアドリアン・ラビオをなんとか使えるようにしたいという意思が見え隠れする。
コロコロメンバーが替わっていく中、このところのリーグ戦の内容は「かなり悪い」。特に試合の序盤はそれが顕著だ。
攻撃面に関しては高い能力を持っているわけであるが、最終ラインの押し上げが乏しく、コンパクトさがある布陣を形成することが出来ずにいる。
そのため、この2ヶ月ほどは特に守備面で結果を残せていない。前線からのプレッシャーが厳しくない、戻りも遅い、布陣がルーズとなれば、それは目に見える結果として失点が増えるのは当然である。
もちろん、国内リーグのタイトルという点では、特にそれが問題になることはない。
懸念として残るのは、「国内で緊張感がない戦いをしている状況で、いざチャンピオンズリーグになって力を発揮できるのか?」という点だ。
昨年のバイエルン・ミュンヘンを考えれば、最後にバルセロナを相手に敗れてしまい、ブンデスリーガでもフライブルクに敗北している。
一つの目標を達成した後のモチベーション維持というのは、あのペップ・グアルディオラも「難しい」と認めたほどのものだ。