『FourFourTwo』や『Calciomercato』など各メディアは「元カメルーン代表FWサミュエル・エトーは、サンプドリアに重大な契約違反があると話した」と報じた。
2015年1月にエヴァートンからイタリア・セリエAのサンプドリアに移籍したサミュエル・エトー。3年契約を結んだものの、その半年後にトルコのアンタルヤスポルへと去って行った。
彼は今回ジェノヴァの地元メディアである『Il Secolo XIX』に電話をかけ、サンプドリアには重大な契約違反があると話したという。
なお、元々の文では特に給与の問題とは書かれていないものの、おそらくお金に関するものではないかと推測されているようだ。
サミュエル・エトー
「私とクラブ(サンプドリア)の間には、厄介な状況があるのだ。
今後数時間で、サンプドリアのサポーターには心苦しいものになる記者会見を行うだろう。しかし、私が本当にやらなければならないことなのだ。
私はサンプドリアで常にジェントルマンであったことをハッキリさせたい。そして、私は常にそのような扱いを受けてきた。
しかし、問題は重大な契約不履行があるということだ。私はそれが解消されるのを9ヶ月もの間待っていた。そして、私の忍耐は既に尽きている。
私は経済的なものについて話しているわけではない。取り引きの他の部分だ。私は、この2週間サンプドリアの誰とも連絡を取れなかった。
また、ファブリス・オリンガ(カメルーン代表で同僚だった若手FW。マラガが所有しているがムスクロンへローン中)についても話すつもりだ。
私はサンプドリアに彼と契約するよう頼んだが、最終的にオリンガはベルギーへと行った」
しかし、それに対してサンプドリアの弁護士を務めているアントニオ・ロメイ氏は以下のように声明を発表し、エトーが何を言っているのか分からないと主張している。
歯に衣着せぬ発言でお馴染みのマッシモ・フェレロ会長については、この件に関するコメントは伝えられていない。
アントニオ・ロメイ
(サンプドリア弁護士)
「彼(サミュエル・エトー)についての契約は全て解決されている。私はそれに関する全ての書類を持っている。
どちらかと言えば、(経済的損失は)我々がエヴァートンに支払った10万ユーロ(およそ1260万円)の方だ。彼が(契約満了の)6ヶ月前にこちらに来るために支払ったものだ。
私は彼が何のことを言っているのか分からない。彼はサンプドリアを退団しよう、トルコに行こうと急いでいた人物だ」