ディエゴ・ペロッティ
「生まれたときから、僕はサッカー選手でありたかった。父親はサッカーをしていたが、僕がこの世に生を受けたときにはもう引退していたんだ。
でも、僕は5~6歳の頃に彼が友人とストリートでプレーしているのを見た。それを良く覚えている。
父は怪我によって早期の引退を余儀なくされたんだ。僕は同じようにキャリアを終えてしまうことを恐れていた。誰も、確かな答えをくれるものはいなかったんだ。
僕は医者の元に行く。そして彼らは『100%治る』と言った。しかし、それは物事を一層悪くしたよ。なぜなら、現実に僕は3~4試合以上連続でプレーできなかったんだからね。OKだなんて感じられなかった。
ボカ・ジュニオルスに辿り着いたときには、もうたくさんだと思った。これを続けられないと。あのときの僕は、そんな強さを持っていなかった。
そして、家族に相談した。最終的にはセビージャでもう一年やってみようと約束した。それからジェノアが接触してきて、僕の人生は大きく変わった。
ただ、あの瞬間には、僕は本当にタオルを投げることを考えていたんだよ」
「(ローマでは偽9番の役割を与えられているね?)
スパレッティ監督は、戦術的に大きな強みを持っているよ。これまで働いてきた人たちの中でも最高のコーチの一人だね。選手全員が彼から多くのものを学べると思うよ。
僕は継続的にプレーできていることがとても幸せだ。率直に言って、ローマでこのようなものは期待していなかったからね。
まずは3位というポジションを守りたい。2位もそれほど遠くはない。そして、次のシーズンはチャンピオンズリーグでプレーするためにね。
ローマと共に何かを勝ち取れたら、それは素晴らしいことになるだろう。我々にはそれが出来るチームがあるからね」
ローマで活躍するペロッティ、なんと引退を考えていたらしい
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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