スコットランドの人工芝事情
『Dailymail』によると、ヤシ殻など天然成分を採用するという手もあるが、スコットランドでは人工芝の90パーセントがクラムラバー入りであり、ハミルトン、キルマーノックといったクラブチームを含む12のチームで採用されているという。
スコットランドでは、全国で何百もの人工芝のグラウンドがあり、ホッケー、テニス、ラグビーなどでも使用されているという。人工芝コンサルタントのエリック・オドネルは「私は子供に人工芝で遊ばせる」と発言している。
全体の流れとしては、確かに発がん性が含まれるだろうが、それが健康を害するに至るには大量の摂取が必要でありそこまでの量を摂取する可能性は極めて低いというもののようだ。
女子サッカーの人工芝事情
2015年の女子ワールドカップは全ての試合で人工芝のグラウンドで行われた。人工芝は「男女差別ではないか?」と話題になり、俳優のトム・ハンクス氏がそれを擁護したことでも大きな話題となった。
元アメリカ女子代表FWアビー・ワンバックは「人工芝でプレーするのは悪夢」と語り、「(スウェーデン戦では)天然の芝ならゴールになっていた」と直に批判を口にしていた。
それ以外でも同代表のシドニー・ルルーが人工芝で追った傷をtwitterにアップしたことで、天然の芝ならばここまで深い傷にならなかったのではないか?と重い怪我に繋がることも疑問視された。
だが、人工芝はもう男女差別ではない。アメリカではNFLの13チームが人工芝を採用しており、その流れはヨーロッパのビッグクラブにも来ているのだ。