国外へ飛び出すアイスランド人監督

2014年10月にアルナール・ヴィダルソンがベルギーのセルクル・ブルッヘ監督に就任した。これまで北欧など一部でしか需要がなかった中で、“西ヨーロッパ”のトップ・ディビジョンに史上初のアイスランド人監督が誕生したことは、大きなニュースとなった。

ヴィダルソンは2008年から2014年まで同クラブの選手として活躍し、2012-13シーズンには同郷の英雄エイドゥル・グジョンセンと共にプレーした。

残念ながらセルクル・ブルッヘは降格してしまい、責任を取る形で解任された。しかし、国外トップリーグで指揮した彼の存在はアイスランド国内指導者に与えた影響は非常に大きいと国内紙『Morgunblaðið』は報じている。

今後、欧州トップリーグでアイスランド人監督の名前を多く目にする日がくるかもしれない。数少ないリソースの中で多くの逆境を超えてきたアイスランドサッカーが陽の当たる世界へ今飛び出そうとしている。

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