“本田2世”は、本家と同じ道を辿るのだろうか。
『VoetbalPrimeur』などオランダの複数のメディアによると、同国のヘーレンフェーンがJ1・ジュビロ磐田に所属する日本代表MF小林祐希の獲得に関心を示しているようだ。
1920年創設のヘーレンフェーンは、オランダ3強(アヤックス、フェイエノールト、PSV)に次ぐ上位グループの1つと見られる強豪。獲得したタイトルこそ2008-09シーズンの国内カップのみだが、オランダ代表ヤン・フンテラール、ギリシャ代表ヨルギオス・サマラスら、優秀なFWを輩出するクラブとして広く知られている。
オランダでは100年以上前に両国が交わした「日蘭通商航海条約」が現在も有効であることが判明し、「日本人の労働許可取得は必要ない」との判断が2014年に司法で下された。
その結果、日本人はEU外選手に必要な「最低年俸規定」(40万ユーロ、およそ5000万円)の適用外となり、今冬、その第一号として当時FC東京の太田宏介がフィテッセに加入している。
小林は東京ヴェルディのユース出身でトップ昇格後、クラブ史上最年少の19歳で主将に就任。2012年夏からジュビロ磐田でプレーし、先日のキリンカップで日本代表デビューを果たした。
現在24歳。左利きの攻撃的MFで、物怖じしない性格などから「本田2世」と呼ばれている。その本田が飛躍のきっかけを掴んだオランダの地に、小林も飛び立つことになるのだろうか。
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