そしてもう1チーム、ベルギー。

彼らが“死の山”に入る条件は、まずグループ3位になること。つまり、「ベルギーがスウェーデンと引き分けた上で、アイルランドがイタリアに勝利する」か、「ベルギーがスウェーデンに敗れた上で、アイルランドが引き分け以下に終わる」だ。

さらに、もう一つ条件があり、それは3時間前に試合を行うグループFから、ポルトガル以外の3位抜けチームが出ることである。

これはUEFAのレギュレーションによるもので、どのグループから3位抜けが出るか、その組み合わせによってベスト16で入る位置が決まっているのだ。

レギュレーションの詳細については割愛するが、仮にグループFから3位抜けが出なかった場合、グループ3位となったベルギーはもう一つの山でクロアチアと対戦。グループFから3位抜けが出たとしてもそれがポルトガルだった場合、ポルトガルが同じくクロアチアとの試合に臨むことになる。

このように、ポルトガルとベルギーが“死の山”に入る条件というのは非常にレア。どちらか一方が入る可能性も決して高くはない。

ただ、ここまで来たら「完成体」を見てみたいのも事実。果たして運命はどのように転ぶのだろうか。

グループステージ最終節は、日本時間の明日23日1:00からグループF、同4:00からグループEの試合が行われる(※Fが先なので注意)。

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