2. タイムラグの問題
Jリーグ中継のメインストリームがインターネットに移行することで次に懸念されるのがこの問題だろう。
すでに「スカパー!オンデマンド」や「WOWOWメンバーズオンデマンド」を利用している方はご存知ではあると思うが、インターネット中継ではテレビ中継と比較して30秒から60秒ほどのタイムラグが発生する。要は、実際に行われている試合から30秒から60秒ほど遅れて映像が届くのだ。
「スカパー!オンデマンド」が放送するプレミアリーグでは、テレビの放送開始時刻が21:24であるのに対し、オンデマンドサービスでは21:25からしか再生できないような措置も取られている。
ソーシャルメディアの普及によって、スマホ片手にサッカー観戦するスタイルは今や世界の基準になりつつある。Twitterのタイムラインにはまさしくリアルタイムに試合の情報が流れ、友人知人の感想や意見が流れてくるのだ。
タイムラグの発生は、そうした楽しみ方に水を差しかねない。タイムラインでこの後に入る得点を知ったという事態は十分に考えうるのだ。
もちろん、従来発生したタイムラグの問題は『スカパー!』や『WOWOW』が用意しているサーバーの問題であったかもしれない。より強力なサーバーを使えばタイムラグの問題が解消されるかもしれない。
技術者ではないのでそのあたりは不明だが、サーバーの強化と平行して改善していってほしいないようだ。